伊勢佐木町に、好みの本ばかり取り扱っている古本屋を見つけた。
いつ行っても、フクモ陶器が身をよじって喜ぶ本が多数並んでいる。
先日、こんな本を見つけてさっそく手に入れた。
「第一章 神秘篇」から始まる。さながらダンテの「神曲」のようだ。
さまざまな、非常にさまざまなケースに応じたお札の書き方が載っている。
「衣服、家具を得る秘符」「財宝、五穀豊穣の秘符」など。
「人の誤解を避ける秘符」といった極ピンポイントな悩みや、「金持になる秘符」といったすがすがしいお札も。
出産を控えた友人に、「安産の御符」なるものを書いたら、先日無事生まれた。すごい効き目だ。
うしろのほうになると、まじないの域を超えた生活に役立つ知恵を授けてくれる。
「弁当の腐るのを防ぐ法」…弁当飯の中に梅干し一個を入れるとよいという。ほほう!
「ねぎの悪臭を抜く法」…酢を一口飲むか、ごまを少し食する だって。へ〜
何でも載ってる「まじない秘法大全集」、こいつは便利だ。家庭の医学のように、一家に一冊置いておきたいものですね。神秘の極地は、科学。