もう2ヶ月も前のことだけど、フクモ陶器の住む町で奇祭「お札まき」が行われる!とのことで行ってきた。
まずは参拝。普段は人がいない拝殿の奥におじいさんがふたりと若い娘さんひとりが居て、みんなにお札をくれる。
普通の普段着の3人、町内会の役員の仕事だったりするのだろうか。若干シュール。
その夜はとにかく蒸し暑かった。
神社の境内にステージがもうけられ、そこにどうやらお札まきがやって来るらしい。
昭和の香りのする歌謡ショーが繰り広げられ、そしてとても照りとツヤが良い司会者の方が取り仕切っていた。
このショーがお札まきと関係あるのかはわからないが、タイムスリップしたような不思議な感覚。
照りの良い司会者にだいぶ焦らされ、蒸し暑さにクラクラしていたころ、お札まきはやってきた。
十数人の女装した男性たちが独特の節をつけた歌を歌いながらステージをぐるぐると回る。
なにしろ2ヶ月前のことなので内容は忘れてしまったのだが、はじめて聞くフクモ陶器もわくわくとするような音頭。
自然と巻き起こるコール&レスポンス。これは焦らすだけのことはある。わけもなく楽しい。これはすごいぞ。
蒸し暑さもこの時ばかりは忘れていた。
そしてまたもやさんざん焦らしたあげく彼女たちは一斉にお札を撒く。撒いたお札をウチワで扇ぎ、遠くまでとばしてくれる粋なサービス。そのお札を受け取ったらラッキーということらしい。
結婚式のブーケトスなどと同じシステム。でもこちらのほうが沢山もらえるし、何より土着的。これからは結婚式にもお札まきなどいかがだろうか。盛り上がることまちがいなし。
さて、何度か撒かれるお札を一枚もキャッチできないフクモ陶器であったが、、、
ふと地面を見ると、前の列の人が一枚踏んづけていた。そっと掴み、彼女の足が自然に離れるのをそっと待った、、、
そして手に入った!
前の列の人ありがとう。こいつは効き目がありそうだ、、、!
蒸し暑かったけど行ってよかった。
毎年7月14日に、戸塚の八坂神社で行われますのでお近くの方は是非。