横浜の珍品
文明開化の時代、横浜の港には
それまでの日本には無かった珍しい品物がたくさん入ってきました。
横浜市に本社を構えるフクモ陶器は、
それらの珍品を後世に伝える活動を行っています。
文明開化の時代、髷を切り落とした寂しさを紛らわすため、頭に括り付けていた とされる瓶。お茶や酒が入れられる。
中に入れたお茶や酒は程よく温められて美味であったという。
明治時代以前の日本人には、あまり馴染みのなかった肉食文化。肉食が苦手な人はこの皿を使い食べたフリをしていた。
横浜の菊名に「やかん坂」と呼ばれる坂がある。文献によれば、昔この坂に古猿が住んでいて、時折やかんに化けては通行人をだましたという。
風景算盤は、横浜開港時に入ってきた新しい遊戯である。日本人と外国人が共に楽しめる、当時最先端のゲームであった。
明治維新の頃の日本には、和洋折衷の不思議な実用品が多数登場した。 両面茶碗は、その日の気分で和風と洋風の茶碗が選べる画期的な品であった。
開港時に入ってきた舶来品の数々は、当時の人々にとって大変珍しく貴重なものであった。 このティーカップは、持ち主が大事にするあまり陶製の籠を作らせて中に閉じ込めたという珍品である。
龍宮城の宝物
日本各地に残る龍宮伝説。
浦島太郎が持ち帰ったといわれるその宝物の数々を
フクモ陶器は追い続けています。
浦島太郎が乙姫さまから貰ったとされる有名な箱。 浦島から預かっていた彼の時間が入っていた。
龍宮城では使われる酒器も独特。鰭のついた徳利や猪口が自分で泳いで酌をしてくれたという。
龍宮城では毎日楽しく酒びたりだった浦島。後にあんな運命が待ち受けていようとは・・・
龍宮城で人気のごちそう。地上の八宝菜とはひと味違う。
海幸彦山幸彦の伝説にも登場する有名な珠。 龍宮城ではスイーツとして楽しまれている。みずみずしい潮満珠(しおみつたま)とサクサク食感の潮乾珠(しおひるたま)。
龍宮城の景色が楽しめる茶碗。
龍宮城の宝物のひとつ。魚たちが皿の模様であることから解放され、自由を得た皿。
龍宮ではもっとも重要な秘宝とされる宝物。浦島がこっそり持ち帰ってきたと言われる。
龍宮の皆が記念に浦島にくれたという鋏。人類と魚類の友好を表しているとされる。
冥土の土産物
終活ブームの昨今、常に未来を見つめる企業フクモ陶器は
あの世向けの製品も開発中です。
生きているうちに買っておけば、あの世で困らない便利な品物ばかりです。