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フクモ陶器

ロックミシンの神様

30年くらい前から欲しい欲しいと思っていたロックミシンを、先日ついに手に入れた。

ロックミシン

新品は高いのでヤフオクを見てみたら、メンテナンス済のものが手頃な価格で出ていた。

ライバルとのデッドヒートの末、フクモ陶器におけるギリギリお手頃価格で勝ち取った。

こんな良い品を売ってくださった方、ありがとう!

もう糸が掛かった状態で送られてきたので(親切)、さっそく使ってみた。

これは、これはもう、凄い、、、

なんというスムーズさ、いままでは普通のミシンのジグザク機能を使っていたのだが、

それを自転車だとすると、このロックミシンはさしずめ、新幹線である。それものぞみ。

音も静か、振動もなくアクセルを踏み込むごとにスピードを増す、この疾走感といったらどうだ。

カッターの切れ味もよく、怖いくらいだ。こんなにすばらしいことがあっていいのだろうか、、、!

何だろう、この気持ちは。

そのときフクモ陶器は、漫画「ガラスの仮面」を思い出した。

ちょっとうろ覚えなのでアレだが、主人公の北島マヤが、紅天女の谷にて紫のバラの人にばったり遭遇し、

なんでだったか、紫のバラの人が自分にとっての「魂のかたわれ」であると確信する場面。

人は、「魂のかたわれ」に出会った時に、今までの自分がどれほど孤独であったかに気づくという、、、

ちょうどフクモ陶器もいま、そんな気分。

ロックミシンを疾走させる今、いままでの自分がどれほど不便であったかに気づいたのだ、、、!

神様、ロックミシンの神様、ありがとう

さっそく、ズボンを縫ってみた。

画像の、茶色いモコモコした布を使って縫ってみた。

そしたら、コロッケみたいなズボンができてしまった。

街で、コロッケみたいなズボンを履いている人を見かけたら、それは、フクモ陶器かもしれませんよ。

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